林 純子

2026年6月。彩純が1人暮らしを始めてから10か月が経とうとしています。数年前、彩純の自立を考えた時に1人暮らしは選択肢にはありませんでした。それが、縁あってお友達と2人で2年間のシェアハウス生活を経験したことで親子ともに自信がつき、気持ちが1人暮らしへと変わっていきました。そして昨年8月、シェアハウスを退去するタイミングで1人暮らしをスタートさせることができました。
住まいは彩純の強い希望で通っているB型事業所の近く。実家から車で20分はかかります。生活の支援は、月曜日~木曜日17:15~20:15の3時間ヘルパーさんに来ていただき、夕食作りやお掃除のなどを一緒にやってもらっています。洗濯や洗濯物干しはシェアハウスで経験しているので、ヘルパーさんが帰られてから入浴後に毎日1人でやっています。
スタート当初はちょっとしたハプニングがいくつかありましたが、今では1週間の流れが定着し落ち着いて生活しています。毎日の夕食づくりもだいぶ手際が良くなり、1人暮らしをしたかった1番の理由が“お料理をしたい”だったので、毎日楽しくて仕方ないようです。メニューは月末の水曜日にヘルパーさんと翌月分の候補をいくつか考え、栄養が偏らないように毎土曜日に私と献立を決めます。お肉やお魚などの主菜と煮びたしや和え物・サラダなど副菜の2品を作っています。買い物は、必要な食材を彩純が書き出し日曜日に私と一緒に行きます。自分で選んでレジまで行きますが、消費期限が有るものは声をかけています。
慣れると出来そうな気がするので、そうなったら私はスーパーの外で待っていようと思っています。
色々心配や不安はありましたが1人暮らしを始めてからの彩純はこれまで以上に生き生きして、しっかりしてきたように思います。
彩純24歳。1人の時間をこの上なく満喫しています。
