成人期の問題

〇出来ていたことをやらなくなる。出来なくなる。今、起こっていることだけど・・

原因1:健康による問題疾病・疾患による退行の可能性を考える。
ダウン症は合併症として先天的に心疾患や視力障害、聴力障害、点頭てんかん等あり、幼児期は頻繫に検査や治療、定期的  な診察を受けますが、成長とともに元気になってくると病院に行かなくなります。でも、白内障や甲状腺機能の異常、腎機能の低下、高尿酸血症等、成人期になってから発症する病気も多く、知らないうちに病気の進行が生活に影響を及ぼすので、検査を受け、治療することで生活改善につながります。
白内障の進行を本人が伝えることは少なく、見えにくいことで作業に支障がでていることもあるでしょう。
近所に主治医を見つけて定期的に血液検査や診察を受けていると、体調管理に加えて、障害者年金をもらう時の診断書が悩まずに書いてもらえます。
原因2:老化による問題老化による退行を考え、運動機能の維持・増強に向けた生活改善。(水泳、卓球教室等)
ダウン症は老化が早い、と言われてきましたが、現在の平均年齢は半数の人が55歳を超え、15%は65歳以上になっています。50歳以上まで生きることを視野に入れてしつけや運動の習慣、趣味を持つ(楽しいと思える事)等、してこなかった生活環境から、さまざまな問題が起こっていると考えられることもある。
原因3:環境による問題心理・適応の問題による退行
家族の中の折り合い、たとえば兄弟の結婚、親の高齢化による外出の減少等、生活環境の変化。小さい時から少し難しいことを説明することなくスルーされてきた(無視された感)。反対に、本人の実態に即していない指示を出していると止まったり、時間がかかったりする。(ダウン症の平均知能は5歳くらいといわれ、5歳の知能で処理できないことを要求するとパニックになる)等のストレスによる要因の解消に向けた環境の調整。また、「知的障害があるため、どうせできないだろう」と思い、させてこなかったために自己達成感を持てないまま、依存してきて、成人後「なんでこんなこともできないの」と言われる(思われる)と止まるしかないのでは。
わかりやすいスケジュールでの生活と見えていることを参考にした具体的な指示。
ガイドヘルパー等、第三者との関わりを小さい時から経験させる。又は増やす。

上記3原因に加えて、ダウン症の特性を加味しながら対応を考えてみてください。