行政への働きかけ

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京都市では、令和6年11月に「京都市ケアラーに対する支援の推進に関する条例」が制定されました。条例に基づき、京都市ケアラー支援推進計画を策定するために意見の募集がありましたので、京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)は以下の意見を提出しました。

〇ケアラーとは
高齢、身体上または精神上の障害、疾病、使用する言語等により援助を必要とする親族、友人その他の身近な人に対して、無償でケアを提供する者。

佐々木和子


2026年2月5日

京都市ケアラー支援推進計画(案)に対する意見

 京都ダウン症児を育てる親の
(トライアングル)
佐々木 和子

京都ダウン症児を育てる親の会は、京都市ケアラー支援推進計画を作成されるにあたり行われた各団体へのアンケート調査にも参加し、ヒアリング調査では直接話を聞いていただきました。ありがとうございました。

親の会は発足して40年になります。医療や生活に関する情報提供、相談活動や講演会、行事等の親同士の交流、啓蒙活動、各種教室、親亡き後の自立生活と様々な活動を続けてきました。

相談活動は専門ではありませんがピアカウンセリングの位置づけ、相談内容は40年にもなりますから多岐にわたり、また、相談窓口も先輩の親がするので多く、時間も制限無し、行事等の親同士の交流は家族が孤立しないための居場所作りと、推進計画の実施目的に列挙されている支援内容の多くはすでに自助努力でやってきました。

「親の会があって良かった」という声を励みに活動を続けてきました。

その上で、ヒアリングの時にお話ししました「私たち障害のある子を育てている親をケアラーと言うのなら、ケアラー支援は子供への支援をしてもらわないと、支援にならないので、ヘルパーの養成を京都市でして、必要な時にすぐ派遣できるようにして欲しい」旨、お伝えしました。ケアラーの加重労働はヘルパー不足が大きな要因になっているからです。

親の会も40年経てば障害のある子の親も、その親の介護する年齢になり、すでに経験をした人が多くいます。介護保険も同居の家族がいる場合、身体介護のみで、生活介護がありません。徘徊する親の介護と子どもの介助で、休む暇のない日常生活で大変な思いをした人もいます。

ケアの必要な子どもや高齢者のケアに時間を取られ疲弊する、また、高齢になっていく親のケアの限界や、ケアラーが病気になった時や不慮の事故等にあった時に必要なのは、直接ケアを助けることです。迅速な一時預かりとかヘルパー派遣なのです。

12月12日に京都市から送られてきた素案の中(p21)に基本的な考え方として「ケアが必要な人への支援と、ケアラーへの支援は切り離せないものである。ケアが必要な人への支援を充実させ、ケアラーの担っているケアを減らすことは、ケアラー支援につながるものであるし、ケアラーからも、ケアが必要な人への支援の充実を求める声が上がっている。」とあり、聞き入れてもらえたのだと思っておりましたが、計画(案)ではこの部分がカットされていて、内容的にはケアが必要な人への支援の充実が書かれていますが、ケアが必要な人への支援と、ケアラーへの支援は切り離せないものであることを明記し、それを基本的な考えにして、上記の要求の実現を強くお願いするところです。